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サステナブルツーリズム 認証機関|事例

サステナブルツーリズム 認証機関|事例

SDGsという言葉の認知度が上がり、持続可能な社会の実現に向けて、多くの業界が転換を迫られています。新型コロナウイルスの影響により、大きな影響を受けた観光業界も同様です。本記事では、今注目を集めているサステナブルツーリズムの認証機関についてご紹介します。

サステナブルツーリズムの認証機関

観光や旅行は移動だけではなく、食事や宿泊を伴います。つまり、観光業界全体で脱炭素を加速していくには多くの業界を巻き込みながら取り組む必要があります。

そこでホテルなどの宿泊業社、ツアー業社、観光地の行政関係者や出張者などに対して取り組むべき課題や情報を発信しているのがGSTC(世界持続可能観光協議会)です。

GSTC
引用:GSTC

GSTCは、サステナブルツーリズムについて世界共通の理解を促進するために設立されました。

具体的な情報開示を求めるのではなく「何を行うべきか」について、主に以下の項目に関して示しています。

  1. 持続可能な経営管理について
  2. 地域社会への影響
  3. 文化遺産の強化
  4. 環境への配慮

業界全体に対して発行している基準に加え、個別の業界に向けた基準と観光地向けの基準の2つがあります。

観光産業全体への基準▼

業界向けの基準
ホテルなどの宿泊施設とツアー業社に対し、それぞれの業界に特化した基準が設けられています。

宿泊施設向けの基準▼

ツアー業社向けの基準▼

観光地域向けの基準
GSTC-D(D=Destination)と表記され、観光に関わる地域が行うべき項目の基準が示されています。

観光地域むけの基準▼

GSTCの基準を満たすためには

GSTC基準はあくまで取り組み内容を示しているだけであり、認証を取得するためには基準を満たすだけの情報を開示する必要があります。

宿泊施設、ツアー業社、観光地域を全て認証する機関もあれば、宿泊のみに特化した機関などさまざまな認証団体があります。

それらの認証を取得することで、GSTCの基準を満たすことにもつながります。

認証を取得した事例紹介

実際にこれらの基準をみたいしている宿泊施設、ツアー業社、観光地域のそれぞれの事例をご紹介します。

宿泊施設の事例

BELMOND Hotel
引用:BELMOND Hotel

高級ホテルで有名なBELMOND HotelがEarthCheckという認証機関の認証を取得しています。

EarthCheck
引用:EarthCheck

レストランで使用する食料をより持続可能な方法で購入し、またエネルギー公立などにも配慮し、事業活動が環境に与える負荷を減らす取り組みを行っています。

認証機関であるEarthCheckは、世界中の550以上のホテルに対して改善するためのサポートなどを行っています。

ツアー業社の事例

EXO Travel
引用:EXO Travel

EXO Travelというベトナム発の旅行会社です。

この旅行会社はTravellifeという認証を取得しており、GSTCはもちろん、ISO26000、UNEP、GRI、などの基準も満たすことが出来ます。

Travellifeには「パートナー」「認証済み」の2つの評価基準があり、どちらもGSTCの基準を満たすことが出来ます。

Travellife - パートナー
引用:Travellife – パートナー
Travellife - 認証済み
引用:Travellife – 認証済み

日本の大手旅行会社ではJTBガ「パートナー」認証を取得しています。

EXO Travelは認証済であり、カーボンニュートラルな旅行をすることが出来ます。

旅行代金の中に排出してしまう温室効果ガスを相殺する値段を組み込んでおり、植林、生態系の保全、マングローブの植林、地元への地域支援、サンゴの養殖などをアジアを中心行っています。

カーボンオフセット
引用:EXO – カーボンオフセット

観光地域の事例

観光地の認証にはGreen Destinationsという認証機関があります。

Green destination
引用:Green destination

Certified とAwardsと別れており、GSTCの基準を満たすためにはCertified認証を取得する必要があります。

しかし、これらを取得しているのはアメリカとオランダとアメリカの2都市のみとなっています。

Schouwen-Duiveland
引用:Schouwen-Duiveland

オランダのスハウウェン ドイフェラントという街では、文化遺産をより多くの人に伝えられるよう開示し、交通量を最小限に減らすなど、環境改善にも力を入れています。

自然、景観、動植物、移動手段、エネルギーへの取り組みについて詳細に知りたい方は
こちらをご覧ください。▼

いかがでしたでしょうか?

最後にご紹介した観光地域全体で認証を取得するには、多くの人の人を巻き込み必要であり、ハードルも高いように感じられます。

しかしコロナが終息し、海外旅行へ行く人が増えた時に、旅行者が気が知らず知らずのうちに行った観光地が環境に配慮していた、あるいは申し込んだツアーがカーボンニュートラルなツアーだった、というような世の中になればいいなと思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。

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参照:
https://greendestinations.org/
https://www.exotravel.com/
https://earthcheck.org/
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001329574.pdf
https://www.belmond.com/
https://www.gstcouncil.org/
https://www.travelife.info/index_new.php?menu=home&lang=en