ツーリズムの脱炭素支援
ツーリズムの脱炭素支援
新型コロナウイルスの影響により、大きな影響を受けた観光産業にも、脱炭素の流れがきています。2021年にイギリスのグラスゴーで開催されたCOP26では、観光における気候変動対策に関する宣言が発表されました。この宣言では、観光分野における気候変動対策を加速し、今後10年間で観光部門での二酸化炭素(CO2)排出量を半減させ、2050年までに「ネット・ゼロエミッション」の達成を目的にしたものです。
しかし、いざ取り組もうと思っても非常に大きなテーマの為、何をどのように始めれば良いのか、担当者の方は悩む事が多いです。お客様からこのような声をよく聞きます。
- 温室効果ガス(GHG)排出量算定&削減を含めた脱炭素マネジメントが急務となっている
- 欧州の旅行会社よりカーボンニュートラルに対する取り組みについてヒヤリングを受けた
- 欧米観光客をターゲットとしており、サステナブルツーリズムに興味があるが、何から始めて良いかわからない
- 人権やコミュニティに対する向き合い方をアップデートする必要があるが国際的な期待値がわからない
- 世界的な脱炭素の要請に対し無視して取り組まなければリスクとなるが、リスクとチャンスは表裏ということが具体的にイメージできない
ツーリズムの脱炭素支援とは?
グローバル全体で脱炭素社会の実現に向けた動きが加速しており、観光産業も例外ではありません。「脱炭素」という言葉は、概念や対象が大きすぎるため、どのように取り組んで良いか分からないという声も多く聞きます。
地域によっては、気候変動やオーバーツーリズム、資源の枯渇といった課題を解決するため、スマートテクノロジーを導入する動きもあります。デジタル技術を活用することで観光地で使用しているエネルギーや水などの消費量や廃棄物の管理、輸送を最適化し、環境への影響を最小限に抑えることが可能になります。ただし、スマートテクノロジーの導入には、高い初期費用が伴います。
旅行代理店は、二酸化炭素の排出量削減を目指したツアーの開発などを積極的に行っています。航空産業では、環境負荷が小さい持続可能な航空燃料(SAF)の導入やカーボンオフセットプログラムを導入する動きがあります。このように、観光産業全体で、脱炭素に向けた動きは、ますます加速するでしょう。
サービス内容とステップ
Step.1 二酸化炭素排出量の算定
- 国際的な基準(GHGプロトコル)に沿った二酸化炭素排出量の算定 (GHG スコープ1及び2)
- 必要に応じてGHG スコープ3の算定
- 主要なカーボンフットプリント算定
※ GHGとは、Greenhouse Gasの略で温室効果ガスを意味します。
Step.2 シナリオ分析
- TCFD提言でも実施を推奨されている気候変動を軸としたシナリオ分析
- 財務インパクト分析(機会及びリスクの定性・定量的に抽出)
- インターナルカーボンプライシングの検討
Step.3 目標設定
- 中長期的なGHG削減目標設定
- 財務インパクト目標の設定・管理
Step.4 削減策の提案
- サステナブル電力調達・最適な電力調達ポートフォリオ提案
- 将来的なGHG排出削減量の予測
- 環境クレジット、自家発電・自家消費、オンサイトPPA、バーチャルPPAの提案
費用について
費用 | 30万円〜 / 月 |
期間 | 3ヶ月〜24ヶ月 |
対象人数 | 1〜20名 |
お問合せ
お客様のご要望をヒアリングし、その上で御社に最適なサポート内容をご提案させていただきます。
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