ドバイ万博 | Terraディレクターのジョン・ブル氏インタビュー①

今回はドバイ万博の公式youtubeチャンネルにも登場している、ジョン・ブル氏はテラのディレクターのインタビュー記事を一部抜粋し、翻訳しています。こちらは2回に分けてお届けします。

6ヶ月に渡って行われるドバイ万博には、2,500万人の訪問者が来場予定であり、人類の創意工夫に満ち溢れたものになるでしょう。サステナビリティ・パビリオンであるテラ(Terra)では、没入体験を通じてエコロジー、持続可能なテクノロジーを知り、体験することが出来ます。

ジョン・ブルは、ドバイ万博のサステナビリティ・パビリオンであるテラのディレクターです。ドバイが「世界をつなぎ、未来を創造する」という名目で開催する万博の準備段階で彼は語ってくれました。

ドバイ万博に対する想い

ドバイ万博では、世界192カ国が一堂に集結します。

ブル氏は次のように語っています。

「私が考えるに、これは私たちが直面し、差し迫っている課題に対して方法を共有し、一致団結して希望を持つ機会でだと思っています。

そして万博というのは、第一回目の万博からずっと、明るい未来を示して来ました。私はそれが大好きです。だからそれがこのドバイ万博でも実現されることを願っています。「心をつなぎ、未来を創る」という志を実現しましょう。」

ストーリーを語ること

科学者がサステナビリティや持続可能性に関して語ると、とても包括的になりがちです。私はこれらのテーマは「説明」するのではなく、人々がそれを自分の生活に関係があるのだと知り、自分ごとだと捉えられるストーリーを「伝える」ことが大切だと思っています。

ドバイ万博のサステナビリティ・パビリオンーテラでは、訪問者一人一人が関係性を理解できるように、ストーリー性をとても大切にしました。

優れたストーリーというのは、彼らに感動、興奮、情熱、そして恐怖を少しだけ感じてもらうことだと思っているので、その点も意識しながら行いました。

サステナビリティ

私たちは毎日のようにSDGsや持続可能性に関する情報を耳にします。そのため、人々の関心が薄れてしまう可能性はあると思います?という質問に、ブル氏は次のように答えた。

「私たちが一番注意しなければならないのは、人々が本当に繋がる方法でストーリーを語ることです。説教、あるいはネガティブな印象は与えたくありません。

日頃から耳にするからこそ、私たちはすでに多くのことを知っています。テラのストーリーは、現実の生活に深く根ざしたものです。私たちは持続可能であり、環境に優しくありたいと願う一方で、良いものを求め、お金を使い、買い物を楽しみたいと思っています。

私たちは、それらを諦めて洞窟に住んでください、とは言っていません。この差し迫っている現状を理解し、賢くなりましょう。そして課題に立ち向かい、より良い選択をしていきましょう、と伝えています。」

テラ(Terra) – 情報にアクセスできるように

では、そのためにはどうすれば良いか。

答えは、より良くするための選択肢をわかりやすく説明し、伝えることです。

私たちが悪い選択をしてしまうのは、知らないからです。例えば、普通のT-シャツ一枚作るのに25,000リットルもの水が使われていることを知った時は驚きました。大量の水が使われているにも関わらず、使い捨てのようになっています。

人々はT-シャツをワンシーズン着潰したら、それらを捨ててしまいます。それはとても悲しいことですが、その人たちが本当は世界を愛し、周りの人やモノを大切にしたいと思っているのは明らかです。

そして行動しなければいけないと認識しているけど、その方法が分からないのです。

ですから、私たちはテラを通じて、訪問者の一人ひとりにより良くするするための情報・選択肢を伝えることが使命であり、できると思っています。

テラを通じて変化を

人々を巻き込もうとした時に生じる問題の一つに、すでに地球で起きている危機の規模の大きさです。人々はそれによって無力感を感じ、自分がちょっと変わったくらいで本当に違うが生まれるのか、確信が持てなくなってしまうのです。

ブル氏は、「私たち一人一人が生活の中でできることは限られているし、小さな違いしか生み出すことはできないかもしれません。しかし、私たちは「無力」だと感じるのではなく、自分には「主体性がある」と感じるべきです。

このドバイ万博は、人々が集まり、話し合い、団結し、前進する方法を見つけることを目的としています。それを実現し、新しい道を提案する事ができれば、大きな希望となるでしょう。」と語っています。

希望の輪を広げる

テラの最後のセクションでは「希望」に焦点を当てています。

このサステナビリティ・パビリオン内で私たちがやりたこと、危機迫った課題を解決するために、世界中で起きている最高のイノベーションをいくつか紹介する事です。

しかし、これらを「あぁ、テクノロジーが解決してくれる。」と思われてしまう場所には設置していません。

私たちは、紹介する事がリスクになってしまうことは避けたいと考え、コミュニティー/草の根の取り組みと、科学者による取り組み、さらには業界や政府による取り組みを紹介することにしました。

それを見た人たちが、様々な場所で様々な人たちが取り組んでいる、徐々に変化が起きていることを知り、変化を起こす事ができるという希望を感じてもらえたら嬉しいです。

危機は私たちの目の前に迫っています。それは事実です。しかし、まだ破滅はしていません。力を合わせ、一緒に行動を起こし、実行すれば希望は必ずあります。


今回はここまでになります。
次回は続編!
Terra(テラ)ディレクターのジョン・ブル氏インタビュー②をお届けします。

<参考>

Inside Terra, the Sustainability Pavilion at Expo 2020 Dubai

 

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